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ずっとこの町で 吉田つぎさん

まつりの夜、愛犬と一緒に

お盆の左沢。提灯の飾り付けでおめかしした中央通り商店街では『青竹提灯まつり』が催されていました。通りに椅子を出し、にぎやかな町の様子を眺るのは吉田つぎさん。愛犬のマロンと一緒に少しだけお話を伺いました。

 

吉田さんは今年で96才(とてもお元気でビックリしました!)。23年前にご主人を亡くされたあと、左沢7区のご自宅にお一人でお住まいです。『寒河江と天童に嫁いだ娘たちがいつも様子を見に来てくれるから寂しくなんてないの。それに地区の人たちが親切にしてくれるから一人でも暮らしていけるのよ。』急な取材のお願いにもイヤな顔ひとつせずに答えて下さいました。

 

 

東京よりも便利な場所

吉田さんが中郷地区から左沢に嫁いだのはおよそ70年前。当時の左沢は大火からの復興途上で、ご自宅もしばらくは仮住まいが続いたそうです。『大火の日は風が強くてね。中郷まで煙が流れてきて怖い思いをしました。』当時の様子をそう振り返る吉田さん。今は畑でじゃがいもやとうもろこしを育てるのが楽しみだと言います。『ここからは役場や学校、駅も近いでしょ。それに必要なものは歩いていける範囲の場所で揃うの。台風や洪水などの災害に襲われたこともないし、気心の知れたご近所さんもいる。娘たちは心配して一緒に暮らそうって言うけれど、私にとって左沢は東京なんかよりもずっと便利な場所なのよ。』

 

暮らす場所の価値は自分が必要とするものによって変わります。小さな半径で過不足なく暮らす吉田さんの小さな背中に、私たちの生き方への大きなヒントがあるのかも知れません。さぁ、明日はいよいよ花火大会。お天気に恵まれることを祈りながら、今夜のお話はここまでにしたいと思います。

 

山形県大江町公式ホームページ
http://www.town.oe.yamagata.jp