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大江町の新名物 左沢10区「ランタンの夕べinおおえ」

 

夏から秋にかけて、お祭りや催し事が多く開催される大江町。

8月25日の夕方は、左沢10区にて初開催となる「ランタンの夕べinおおえ」が開催されました。今回はイベントを企画した左沢10区 区長・安藤光雄さんにお話しを伺いました。

『大江町の左沢地区は昔、城下町と最上川舟運の河岸として、領地を統治する武家と、舟運を背景とした経済的に豊かな青苧商人などの町人が住み分けながら暮らしていました。現在の左沢の街並みには、今もそういった歴史が色濃く残っています。』安藤さんは独自に製作した資料ファイルを見ながら話します。

「ランタンの夕べinおおえ」は、左沢10区の御免町通り沿いに、当時の町の風景の1つであった灯篭を復活させ、ランタンの明かりを灯して、地域のにぎわいをつくるイベントです。区長をはじめとする近隣住民により企画されました。当日はあいにくの雨でしたが、大江町の『にじいろ保育園』の園児45名と地域住民により手作りされた約50個のランタンが灯され、御免町通り沿いは古き良き街並みを生かした幻想的な風景となりました。

左沢では9月16日に開催される秋祭りの他にも、重要文化的景観を生かした地域づくり活動が区の住民によって多くなされています。『他の地区が頑張っている中で、私たちの左沢10区も負けていられないと思いました。御免町通りは当時の景観を残した住宅街となっていますが、かつては主要な街道として栄えていました。重要文化的景観の町としての誇りを持って、町の補助を頂きながら昨年から灯篭を復活させる取り組みを行っています』安藤さんはそう語ります。

 

今年の5月から区民の協力を集い、準備をスタートさせたというこのイベント。安藤さんは景観維持の他にも期待する想いがあったそうです。『左沢10区は世帯数があまり多くありませんが、それでも最近は区内の若者と会う機会が減っています。同じ町に住む人同士、やっぱり支え合いって大切ですよね。あいさつを交わしたり少し立ち話したり、ちょっとした事でもいい。そうした若い世代が少しでも区の活動に顔を出して、みんなが協力して行動できる環境を整えていきたいです』

区長になり今年で6年目となる安藤さん。通常1~2年で任期を終える方が多いため、安藤さんはかなりのベテランです。日頃から親睦会や懇親会などを積極的に企画されています。『1~2年の任期の中で、区長として区を見つめ直してイベントなどを自ら企画したりするのは誰でも大変なことだと思います。私は長く区長を務めさせてもらっているので、その点少し余裕があります。今回のイベントをはじめ何事も継続することが大切だと私は思います。ですから「ランタンの夕べinおおえ」は今後も区の恒例行事として続けていきたいと思っています』安藤さんはそう期待を膨らませました。

 

当日は区民だけでなく、ランタンの製作を行った保育園児の参加も多くあり、にぎやかな夕暮れとなった御免町通り。その裏には長く町を見つめてきた区長さんの想いが秘められていました。

(写真・文:布施)