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春季消防演習 庄司信也さん

4月22日、町の消防団による春季消防演習が行われました。会場となった左沢小学校や商店街では「お父さんがんばれ!」という子供達の声援も飛び交い、賑やかな消防演習となりました。

 

消防団とは、本業を別に持つ一般市民で構成される組織で、市町村における非常勤地方公務員とされています。自治体から装備や報酬が支給され、消防本部や消防署がない山岳地帯や離島の一部では常備消防も担っています。2017年時点では、消防本部に勤務する消防吏員が全国で約16万人であるのに対し、消防団員数は全国で約85万人おり、消防団数は2209団、消防分団数は22458分団あります。

大江町の消防団は総勢302人の町民が所属し、本部、自動車分団、第1分団、第2分団、第3分団、第4分団に分かれています。

今回は町の消防団について、第2分団長の庄司信也さんにお話を伺いました。

庄司さんは町内で建築会社を営む大工さん。大江町生まれの大江町育ちで、約20年以上消防団として活動され、昨年から第2分団の分団として団員を引っ張っておられます。

山と川、歴史的な街並みをもつ大江町の消防団はどんな活動をされているのでしょうか?

自然に恵まれた大江町だからこそ

消防署があるのに、なぜ消防団が必要なのか、具体的に消防団は災害の現場でどんな役割があるのでしょうか?

「火事が起きた時、1番重要なのが初期消火活動です。そこで一番最初に現場に駆けつけられるのが町の消防団。消防隊が到着するまでの間に鎮火に向けて動きます。加えて、地元の地理を熟知しているからこそ、出火元への最短ルートを見つけたり、消化栓の場所を消防隊に伝えることもできます。例えば、山火事が起きた時、出火元までのルートは地元の人でないとなかな分からないですよね。そこで重要になるのが地元を熟知した消防団なんです。そうした町の消防団と消防隊との連携プレーが迅速な消火につながっています。消防演習の課目にある人員点呼も、地味ではありますが現場で活きる大切なことの1つです。」庄司さんはそう語ってくださいました。その土地に合わせて、ポンプ車の配分や、ホースの巻き方などの特色もあるそうです。

自分たちの町は、自分たちで守ろう

もともと消防団は、火災の消火のほか、災害時の救助・救命活動、防災の啓蒙活動など、住民自らが地域の安全を守るための消防組織としての役目を担ってきました。「大江町では花火大会の警備などの活動のほか、地域の見守り役も担っています。いつ起こるかわからない災害に備えて、どこの家に、どんな家族構成で住んでいるのか、ほとんど把握しています。そうした知識が高齢者の孤独死なども防いでいます。」

約80年前、左沢で起きた大火。こういった歴史を繰り返さないようにと先人たちが伝えてきた教訓も、今日の自分たちの町は自分たちで守るという町民の意識に繋がり、景観の保存にも繋がっているのかもしれません。