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町に届け、ソウルミュージック 萱原恵衣さん

お盆のお休みを迎えた大江町。ふれあい会館の大ホールにはふるさとでコンサートライブを迎える萱原恵衣さんの歌声が響いています。ライブ当日のこの日、リハーサル中の萱原さんを訪ねました。

 

他の音楽にはない魅力

萱原さんは葛沢地区のご出身。大学時代を大阪で過ごされ、現在は東京を拠点にジャズボーカリストとして活動を行っていらっしゃいます。『大学では芸術一般を学んでいました。たまたま観たジャズライブで曲の新鮮さや生演奏ならではの臨場感に”こんな世界があるんだ!”ってビックリして。こういうのを琴線に触れたっていうのかな。』ジャズの世界に足を踏み入れるきっかけを、笑いながらそう話して下さいました。その後本格的なジャズボーカリストを志し音楽スクールへ進み、メジャーレーベル主催の大会などで優勝。昨年には待望のデビューCDがリリースされ、バラードを中心として選曲された安らぎと力強さを併せ持った彼女の歌声に高い評価が集まっています。

 

『ジャズには他のジャンルにはない、コードと小節の中で遊べる自由さがあると思います。野ざらしの音楽とでもいうのかな。言葉を自在に操れる楽しさって、ジャズの歌い手ならではの特権だと思うな。』自らが表現する音楽の魅力をそう話す萱原さん。今回のライブでは最上川舟唄をジャズアレンジした曲も披露されました。『この土地に生まれて歌い継がれてきた最上川舟唄は、やっぱりソウルミュージックなんだなって。実際に歌ってみて分かることもあるし、普段歌っているジャズミュージックとも通じる部分があるように感じます。』

 

きっと魂はこの町にある

萱原さんが小さい頃には近所を流れる月布川で水遊びをしたり、お父様が運転する車に乗ってよく町内の色々な場所をドライブしたそうです。『最上川沿いの景色、日本一公園…きっと父はふるさとの良さを私に教えたかったんじゃないかな。だって買い物に行って、まっすぐウチへ帰ったことがないんですよ。』『10代の頃は夢を叶えること、都会へ出ることで夢中だった。だけどいつの間にか、大江町の好きなところが自然と言えるようになりましたね。父や先輩たちが歌い継いできた最上川舟唄をこんな風に歌えることは誇りだし、それはきっと私の魂がこの町にあるからなんだって思います。』

 

同じ曲を演奏しても、同じ音は二度と生まれないと言われるジャズの世界。『他の地方ライブとはやっぱり違います。』歌い手である萱原さんだけでなく、聴き手である私たちにとっても、ふるさとだからこそ強く響く歌声があるのかも知れません。生まれた町の五線紙に萱原さんが残した音色は、みなさんの耳にどう聴こえたでしょうか。

 

萱原恵衣ホームページ
http://www.kei-kayahara-jazzvocalist.com

山形県大江町公式ホームページ
http://www.town.oe.yamagata.jp