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花火を支える同級生のチカラ ムーバーの皆さん

突き刺すような夏の陽射し。まもなく開催される花火大会へ向け、夏真っ盛りの町で準備を進める青年たちの姿がありました。

 

冬がきっかけ

お話を伺ったのは『ムーバー』の皆さん。昭和55年生まれ、町内の同級生を中心としたグループです。この日は花火大会の日に旧最上橋を彩る置き灯篭の補修作業に汗を流していました。『大江町って冬のイベントが少ないじゃないですか。同級生同士で何か出来ないかなって話になって、ふれあい会館に雪灯籠やかまくら、すべり台なんかを作ったのが活動の始まりです。』成り立ちをそう話して下さったのはリーダーの鈴木琢也さん(市の沢)。『雪の縁日』と名付けられたこのイベントは4年間続いたそうです。

 

 

作業中はお互いに近況を報告し合ったり、しばらく顔を見ない同級生を心配してみたり。23才で始めた活動は今年で15年目を迎え、メンバーの皆さんは38才の働き盛りです。『若い頃は花火大会に屋台を出店したり、メンバーはみんなパワーがみなぎってましたね。みんななんだかんだと飲んだり集まったりする理由が欲しかったのかな。』作業の手を休めた鈴木さんは汗をぬぐいながらそう笑います。現在も活動を続けるメンバーは6人ほど。結婚や子育てなどをきっかけに生活の形態が変わるにつれ、活動の規模や内容も無理のないものを全員で考えてきました。現在は夏祭りの灯篭作りを活動の中心としてこの時期に集まっているそうです。

 

 

同級生だから出来ること

『メンバーで旅行へ出かけたり、夜遅くまでイベントの準備をしたり…。もう文化祭のノリですよね。中学ではあまり話さなかった同級生ともムーバーで集まるうちに仲良くなったりして。ほら、大江町は中学校がひとつでしょう。同じ空気を吸って、同じ景色を見て、同じ先生に教わって。当然見聞きした経験も全部共有しますよね。お互い知らないことがないから一緒に居るのが単純にラクだし、友達って言うより兄妹っていう感覚に近いんじゃないかな。』そうお話をして下さったのはメンバーの太田安希子さん(左沢9区)です。花火大会は町一番のイベント。夏祭りのポスターを飾る花火の下に、自分たちの作った灯篭が灯す光のラインを見ることがこの活動の誇りになっているそうです。

 

 

『大江町は外から来て頑張ってくれている人が多いけど、生え抜きのオレらも負けてらんないべした。』誰かがふと口にした言葉にみながうなずきます。町で生きることを選んだ子供たちは大人になり、夏の水面を照らす灯りを作り続けています。いいえ、本当は彼ら自身が町を明るく照らす灯りに育ったのでしょう。『水郷おおえ 夏祭り花火大会』は8月15日。花火と一緒にムーバーの皆さんが手作りした、小さく柔らかなともしびを是非ご覧になって頂きたいと思います。

 

※花火の写真は2017年のものです。

 

【合わせて読みたい『おいで、おおえ』のバックナンバー】

水郷おおえ 夏まつり灯ろう流し花火大会2016
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御神火2017
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水郷おおえ 夏まつり灯ろう流し花火大会2017
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山形県大江町公式ホームページ
http://www.town.oe.yamagata.jp