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a chain of fireworks 佐藤進さん

100年に迫る歴史を持つ『水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会』。大会当日が間近に迫り、町はなんとなくそわそわとした雰囲気です。お忙しい中大会実行委員長の佐藤進さん(左沢八区)にお話を伺うことが出来ました。

 

花火の起源、かつての記憶

町の観光PRと施設整備を担う観光物産協会の会長も務める佐藤さん。大江町の花火の魅力を『灯ろう流しと花火大会が一緒に行われるのがなんと言っても最大の特徴であり魅力です。派手な見た目だけではない、花火が本来持つ情緒の豊かさを楽しめるんじゃないかな。』そう話して下さいました。水面に映る花火を楽しむことの出来る最上川沿いの観覧席や、千本原からの打ち上げ花火を頭上に感じられるふれあい会館などがおすすめの観覧スポットだそうです。

 

『大江町の花火大会の起源は大正11年。初めは灯ろう流しに併せて数発の花火が打ち上げられていたようです。現在の形になったのはいつ頃だろう、私が小さい頃にはもう町一番のイベントだったと思いますよ。』佐藤さんのお父様は初代の観光物産協会会長。花火大会にはやはり特別な思い出があるそうです。『百目木地区など川づたいの家々ではそれぞれが桟敷席を準備して、外からのお客様を迎え入れていました。町内企業や商店の広告を載せて川を走る化粧船は今よりも数が多く、川面は大変な美しさでしたね。何より地区の住民にお祭りを盛り上げようという気概があったし、私も父親にアイスキャンディーの沢山入ったボックスを持たされて、家の前で売り子をしたりしたんですよ。』『八区では通りに行灯(あんどん)を灯したり、近年は地区民による協力でお客様をもてなそうという雰囲気が町全体に感じられるようになりました。そしてなんと言っても、町を訪れる方が事故なく安全に花火を楽しめること。そのための準備を万全に行うことが大事だと思います。』

 

 

100周年に向けて

市町村が主催する花火大会はその数が減り、時代の移り変わりや経済的な理由から一時中断になるケースも多く耳にします。およそ95年という長いあいだ、ひと繋がりに受け継がれてきた大江町の花火大会。町自体の歴史よりも古く、町の歩みそのものとも言える事業について、佐藤さんはこんな想いを話して下さいました。『間もなく迎える100周年のために、大会自体としても体力を蓄えることが大切。長く続いた歴史は町や町民、事業に関係する人々の下支えがあってこそのものです。大会にご寄付を頂いた方のための招待席や商工会青年部の桟敷席など、皆さんに少しずつご協力頂くことが、次の一年、そしてまた一年と歴史を紡いでいくことに繋がるのだと考えています。』

 

単純な美しさだけではなく、町の歴史や風土、そこに暮らす人々の記憶が大江町の花火をどこか詩的なものにしているのかも知れません。8月15日は是非大江町においでになって下さい。

 

山形県大江町公式ホームページ

http://www.town.oe.yamagata.jp